心因性頻尿とは、心理的緊張により尿意を催し、そのことに強くこだわってしまう病態です。
現実の自己と理想の自己とのギャップに悩みがちで、几帳面で真面目な比較的若い男性に多い病気で、他人の車に同乗したり、テストの試験会場に行くような尿意を感じやすい場面で、尿意のことが気になって、そのような場面を回避しようとしてしまいます。
外出時、ドライブ時、授業中、友人の集まり、仕事中などに症状が出やすく、そのような場面への接近を恐怖するようになります。
そのため、社会恐怖、対人恐怖と診断される場合もあります。
頻尿症状である事実を、「男として情けない」と感じるようになったり、自信喪失などの事態にもつながりやすくなります。
完全癖、強迫傾向が特徴として挙げられやすいそうです。
心理的に抑うつ状態になったり、ストレスで心身が疲労した場合には症状は悪化する傾向にあります。
もし、この病気にかかったら病院に行くことです。
精神安定剤、抗うつ剤などの薬物療法や精神分析的な治療方法が有効です。
ほかには、リラクゼーション法の修得や、不安場面への慣れを狙った段階的な行動療法の併用も有効だと考えられています。
心因性頻尿にみられる心身交互作用の悪循環は、いったん良い方向へのサイクルに切り替わると、気分は楽になり、再び日常生活への自由な参加を取り戻せるようになってきます。
治療後は比較的良好で、後遺症もなく治癒してしまうことが多いです。