中高年の男性が最もかかりやすい頻尿の病気が前立腺肥大症です。
50代に入ってからは特に注意しなければなりません。
厚生労働省の「患者調査」平成14年によれば、55歳以上の男性の5人に1人は前立腺肥大症なのです。
前立腺肥大症は、第1期から第3期までに分けられます。
第1期は膀胱刺激期と呼ばれ、肥大してきた前立腺が膀胱の出口や尿道を刺激するために、トイレに行く回数が増えてきます。
前立腺肥大に圧迫されている部分が感じやすくなり、少し尿が溜まっただけでトイレに行きたいという感覚になるのです。
夜間のトイレの回数も多くなってきて、尿が出るまでの時間も長くなってきます。
第2期は残尿期と呼ばれ、徐々に残尿量が増えていきます。
残尿量が増えるのは、肥大した前立腺が膀胱の出口を圧迫して、尿が出にくくなるためです。
いつも残尿があると、膀胱の筋肉が弛緩して収縮力が低下してくることです。こうなると尿を押し出す力が弱くなり、まずます残尿が増えてしまいます。
第3期は夜間の頻尿がますます激しくなり、一晩に10回以上行くこともあるので、眠るどころではありません。
膀胱の筋肉が伸びきって自分の意思では尿を出せなくなってしまうため尿閉期と呼ばれます。
極度の閉尿が続くと、激しい腹痛に襲われ、救急車で病院に運ばれることもあります。
頻尿を軽く見てはいけません。ただちに対処が必要なのです。
年だから仕方ないなどと思っていると、思わぬ事態まで発展してしまうのです。